今回紹介する漫画は「クリーチャー娘のハーレム王になりたい青年が突然異世界に飛ばされて、そこでクリ娘ハーレムを築いていく」といった漫画になっています。
興味が出たら是非読んでみてください。
それではどうぞ。
この漫画の特徴
・ファンタジー(異世界転移)漫画
・クリーチャー娘(ファンタジーに出てくる亜人)のハーレム
・科学的にクリーチャー娘の生態を解説している
作品概要
タイトル:科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌
作者:KAKERU
出版社:秋田書店
レーベル:チャンピオンREDコミックス
連載状況:連載中
「魔法少女プリティ☆ベル」「天空の扉」といった作品を書いているKAKERU先生の作品
成人向け漫画では「バー・ぴぃちぴっと」名義
科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌のあらすじ

都内某所の大学の理学部生だった主人公・栗結大輔(くりむすび だいすけ)。
彼はクリ娘(クリーチャー娘の略。ファンタジーに出てくる半人半獣の亜人のこと)好きを公言して、クリーチャー娘のハーレム王になる願望を持っていた。
そんな彼は突然、クリーチャー娘のいる異世界に飛ばされてしまった。
何もない状態で異世界の山の中に飛ばされた大輔。
サバイバルを覚悟したその時、崖下の道のところに誰かに追われているアラクネの少女を見つけた。
病気の母を助けるために食料を盗み終われていた少女・ネアと食料を盗まれた人間の現地住民との仲裁を行ったことをきっかけにアラクネの部族に招かれることになる。
アラクネの集落に向かう途中に出会ったハルピュイアのルピーとともに、ネア達アラクネが住む「ラァ族の里」に向かう。
おそらくただの風邪をひいているだけであろうネアの母・ラネアに現代の知識での対処法を教える。
それを聞いていたラネアの親友であるアラクネ・アーに「異世界人」ということを知られる。
現代の進んだ知識を持つ彼を囲い込むため、ネアが大輔のハーレム入り第一号となる。
その後も現代知識を使った技術革新と持ち前の行動力、交渉力でマーフォーク、ケンタウロス、レッドキャップといった様々な亜人をハーレムに加えていき、確実に願望であったハーレム王への道を進んでいく。
科学的に存在しうるクリーチャー娘の観察日誌のレビュー・感想
評価:
異世界転移ものといった中でも、ヒロインがアラクネやケンタウロスといった亜人にとなっている異色の作品。

転移先の異世界は中世ほどの文明レベルしかなく、人間の生活は異世界ものでよくあるような城壁に囲まれた国があって、農耕や狩りを行っているような感じであるが、亜人達の生活はそれよりサバイバルチックな感じになっていたりするところも多い。
種族ごとの生活様式が違うため、一概に言えない感じになるが、それぞれの種族にあった生活が描かれていてその点も面白い。
各亜人達の体の構造を科学的に解説しているのも面白いところ。
人間の体で手の部分が翼になっているハルピュイアがどうやって飛んでいるのか、下半身が蜘蛛になっているアラクネの構造がどうなっているのかといった、ファンタジーものであれば細かく語られないようなところも、科学的にわかりやすく解説がされていて、興味深い。

純粋にそういった学術本的な目線でも楽しめる内容になっていると思う。
また、文明レベルが現代より低いこともあり、洗濯機や冷蔵庫といった現代では当たり前の生活家電や効率的な武器の作成といったサバイバル・生活関連のことも書かれていてサバイバルの知識として勉強になる。
ガチサバイバルの知識としてはスピンオフ作品である「織津江大志の異世界クリ娘サバイバル日誌」のほうが詳しく書かれていてそっちも読んでみると面白い。
またスピンオフのほうの主人公である織津江大志も大輔と同じく異世界に飛ばされており、作品の中ではそちらの話も途中途中で盛り込まれている。
そこがまた別視点での異世界での亜人との交流等を描いていて面白い。
作品全体を通して、現代のジェンダー問題や価値観といった部分も触れられており、哲学的な内容もある。
そこが、現代の問題の解決策なんじゃないかといろいろと考えさせられるような内容。
亜人・クリーチャー娘側としての人間の価値観などといった現代問題を俯瞰した目線で見れる作品はほかにないものだと思う。

一貫して人間側の評価が低い感じで描かれており、読んでいるとそれも仕方ないよなと思ってしまう感じになるような正論が書かれている。
これが現代にも適用できれば良いのだろうとは思うが、難しいだろうな。
亜人との生殖的な部分も描かれているため、そういったことをするシーンは毎巻のようにあるのもいい。
一般紙のため、アソコの部分は書かれていないが、TKBとかは普通に描かれている(というより裸に近い姿で生活している亜人もいるし)。
クリーチャー娘といっても、完全に獣のような見た目になっているわけではないのでソッチ目線でも楽しめると思う。が、ここは個人によるだろう。
私はいける口なのでとっても良い。
現状、現代から転移してきた大輔や織津江たちは出会っていないが、今後どうなっていくのか楽しみである。
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